新築戸建ての間取りの失敗例と対策方法
2021.09.21

マイホームを建てる時、家族と一緒に間取りを考える時間はとても楽しく、希望に満ち溢れたものだと言えます。
ご家族それぞれの要望・希望を図面に落とし込んでいく時間の楽しさは、他のどの体験でも味わえるものではないでしょう。
しかし、新築戸建ての間取りを考える際には、注意しておかなくては失敗してしまうパターンも多々あります。
よくある失敗談を理解し対策を立てておけば、あなただけの理想的なマイホームを建てることができるでしょう。
そのためこの記事では、新築戸建ての間取りにおけるよくある失敗例と対策方法について解説します。
大分、宮崎、愛媛、香川、福岡、佐賀で新築戸建ての購入を検討している方は、ぜひともご参考にしてください。
目次
新築戸建ての間取りにある失敗例
ここではまず、新築戸建ての間取りによくある失敗例について解説します。
収納
新築戸建てにおいて非常に多い失敗例の1つが、収納に関するものです。
建てる際には充分だと思っていたとしても、実際に住んでみると全然足りなかったという話はよくあります。
たとえばまだ幼い子供などがいる家庭では、成長とともに学校の物や趣味のものなどが増えていくため、どうしても収納が足りなくなってしまいがちです。
また、ウォークインクローゼットの位置を間違えて、収納内部が他の部屋への通り道になってしまい結果として荷物を置けなくなってしまうなどの失敗例もよくあります。
部屋の広さ
各部屋の広さのバランスを間違えて、住みにくい家になってしまうケースもあります。
たとえば脱衣所のスペースを狭くし過ぎてしまい、脱衣所に必要なものを置くと服を脱ぐスペースが取れなくなってしまったなどの失敗例があります。
また、トイレを広く取りたいとの要望があって実行に移したら、広すぎて子供が利用するのに差し支えてしまうなどの事例も考えられるでしょう。
さらに、広いリビングに憧れる方は多くいるでしょうが、広くし過ぎてエアコンの効きが悪くなり、過ごしにくいスペースになってしまったケースもあります。
音の伝わり
部屋同士の位置関係をしっかりと考慮しておかないと、音に関する悩みを抱えてしまうことにもつながります。
足音や話し声、テレビの音や家事の音など、生活空間からは様々な音が発生します。
そのため、たとえばうるさくなりやすい子供部屋と他の部屋の位置関係を慎重に考えておかなければ、「いつもうるさくて居づらい部屋」などが生まれてしまう可能性があるでしょう。
また、キッチンの上に寝室を作ると、夜間に食洗機などを動かした際にうるさくて眠れなくなってしまったケースもあるようです。
コンセントの数
マイホームの設計段階ではあまり気にされないことも多い一方で、いざ住んでみると重要性が高いことに気づかされるのが、コンセントの数です。
電化製品を使いたい・置きたい位置にコンセントがない、使用する電化製品の数と比較してコンセントの数が少なすぎたなどの失敗談は、とてもよく聞かれます。
特に近年はコードレス家電が増えて、充電のためにコンセントを使用するケースが増えたために不足する現象が散見されます。
延長コードの使用によって解決されることも多いのですが、見た目が悪くなってしまうなど問題が発生してしまうのも事実です。
プライバシーの問題
特に都市部を中心として発生しやすい問題が、プライバシーに関するものだと言えます。
道路に面した部屋などが、外から見えてしまうのです。
道路だけでなく、隣の家との距離が近すぎるために、部屋の中が丸見えになってしまうケースもあります。
結局その部屋はカーテンやブラインダーを開けることができず、閉め切っておくしかなくなってしまうのです。
同じ高さの家同士が並んでいると、窓の高さもそろって隣人との目線があってしまうことはよくあることでしょう。
窓の問題
マイホームの住み心地を大きく左右するポイントの1つが、窓の数や位置、大きさです。
窓から入る光は、窓の大きさや位置、周囲の建物などによっても左右されます。
たとえば西側に大きな窓を作ると、夕方に西日がまぶしくなる、夏場に暑いなどの問題が生じてしまうでしょう。
また、玄関に窓がなくて朝から電気をつけなくては暗いなど、充分な光を取り込めずに後悔するケースもあります。
光が入らないことを想定せず黒を基調としたデザインにしてしまうと、さらに暗い印象の空間になってしまうでしょう。
階段
階段の活用法でも、住んでみて後悔してしまう方は多数います。
階段下のスペースを収納などに活用することは良くありますが、充分な高さが確保できなければ使いづらくなってしまい、結局はデッドスペースになってしまうことはあります。
階段下の空間は活用方法次第で便利な空間にできますが、安易に設計をすると後悔することにつながってしまうでしょう。
収納
ここからは、各問題を解決する対策方法について解説します。
収納に関する問題を解決するには、デッドスペースを活かした間取り作りが最適です。
屋根裏収納やロフト収納などは、普段あまり使わないものを入れておくスペースとしてはおすすめでしょう。
長い間大切にとっておきたいアイテムなどを収納しておくスペースには、ピッタリです。
また図面を作る段階で収納スペースの幅や奥行きを詳細に書き込んでいき、家事動線などもイメージしながら設計していくようにしましょう。
部屋の広さ
部屋の広さのバランスを取るには、実際に使う時のことをイメージしながら、置く予定の家具や家電などを図面に書き込んでいくことが大切です。
広すぎる・狭すぎる場所がないか、シミュレーションしながら進めていきましょう。
音の伝わり
音の問題についてクリアしていくには、図面を作成する中でうるさくなりやすい場所や音が鳴る場所にしるしをつけ、周辺の部屋や別の階との組み合わせを考えると良いでしょう。
リビングや通路の上には、子供部屋や通路を配置してしまうと音が気になってしまいます。
また、トイレの周辺にリビングや来客を招く場所などがあると、お互いにとても気を遣う間取りになってしまうため避けましょう。
コンセントの数
コンセントの数や位置などで後悔しないためには、とにかく生活を具体的にイメージしながら図面を作っていくことが大切です。
家具と家電の配置を図面に記し、必要な数と最適な位置を探ってみてください。
そのために、少々面倒でも使う電化製品をリストアップすることが大切です。
常に置いておく家電と季節ごとに利用する家電とに分け、そのうえで配置を整理してみましょう。
外から室内が見える
外からのプライバシー保護については、塀の活用などが対策として挙げられます。
ただし、窓から塀までがあまりに近いと圧迫感があるうえに、光をさえぎってしまうことにもつながります。
窓と塀の距離を取れる場合は少し開けてみると、同じ高さの塀でも圧迫感や採光の問題をクリアできるでしょう。
また、場合によっては窓と隣家・道路との間への庭の設置なども検討してみてください。
さらに、外から見えてしまいやすい場所には人に見られたくない空間を極力配置しないことも大切です。
窓の大きさ、位置
窓の配置に関しては、設計士に相談しながら光の入り方を具体的に確認していくことが大切です。
光の方向は、なるべく図面に書き込んでいくとイメージがしやすくなります。
ベストな窓の配置は家族のライフスタイルによっても変わるため、設計士に要望や考えをなるべく詳細に相談し、作り上げていくことが求められるでしょう。
また、外からの視線の遮断と採光を両立させるには、スリット窓の活用もおすすめです。
階段
階段の下の空間を活用するには、とにかく高さの把握がとても大切です。
ただし、収納ばかりに気を取られてしまうと利用しにくい階段になるため、生活動線を考えながらベストな位置を探っていきましょう。
たとえば、テレビなどを見ている人たちの前を横切らなければ上に行けない配置では、いくらデッドスペースをなくせたとしても不便な階段になってしまいます。
さらに採光なども考える必要があるため、階段の位置は大切だと認識することが重要でしょう。
戸建ての駐車場の適切な幅やサイズ
この記事では、駐車場の基本的なサイズや戸建てに駐車場を作るメリット・デメリットを紹介します。
マイホームの建設・購入時には、ご家族の快適な生活を考えて様々なポイントを検討する必要があります。
車を移動手段の中心に考えているご家庭であれば、駐車場に関する検討は非常に重要だと言えるでしょう。
駐車場を作るには一定の面積が必要であり、居住スペースとのバランスも考慮して検討しなければならないからです。
駐車場のサイズついて詳しく知りたい方は、この記事をご覧ください。
新築戸建ての間取りの失敗例から学びましょう!
今回は、新築戸建ての間取りについて解説してきました。
新築戸建てを建てる時に失敗しやすい例と対策を知る、良い機会となりましたでしょうか?
新築戸建ての間取りにおける失敗談には多くの共通点があるため、そこから学べることは多いと言えます。
グランディーズでは特に愛媛、香川、福岡、佐賀、大分、宮崎にお住まいの方々にさまざまなかたちのお家のご提案をさせていただいております。
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