建売住宅のおすすめの間取り
2022.01.27

「どんな間取りの家に住もうかな……」。
住宅を購入しようとしている人のなかには、間取りに興味を持っている人もいるかもしれません。
間取り一つで、家の暮らし方や便利さが決まってしまうといっても、過言ではありません。
そんな大事な間取りを決める際、どのような点に気をつければいいのでしょうか?
ここでは、間取り選びのポイントや人気の間取り、内覧のときにチェックしておきたいポイントなどを記しています。
「どんな家に住もうかな」「本当にこの間取りで良いのかな」などの不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
建売住宅の間取り選びのポイント
建売住宅の間取り選びの2つのポイントを紹介します。
建物をよく見学する
建売住宅の間取りを選ぶ際、大事なのが間取りをしっかり見ること。
ただなんとなく「素敵なキッチン!」「広いリビング!」と見るのではなく、自分がここで生活するとなったら、どのような暮らしを送るのか。
シミュレーションしながら、確認するようにしましょう。
家の中を隅々まで確認するのは、基本中の基本です。
何を見ればいいか分からない場合は、チェックシートを用意して、各項目と照らし合わせながら確認しましょう。
複数の建売住宅を比較する
複数の建売住宅を比較することで、理想や好みが明確になってきます。
最初はいいと思えた間取りも、別の物件と比べると、使いづらそうと思えてくるかもしれません。
まずは複数のチラシや資料を見比べて、好みの間取りを理解していきましょう。
ただし、チラシや資料には良いことしか書いてありません。
生活するイメージを思い浮かべつつも、必ず見学会には足を運びましょう。
上述の通り、見学の際はチェックシートの持参がおすすめです。
確認したいところを明記しておけば、見忘れることもないですし、担当者に質問することもできます。
見学会に行く際は、家族みんなで行くのがおすすめ。
というのも、人それぞれ理想の家は異なります。
お母さんは高機能のキッチンが欲しいかもしれないですが、お父さんは広い書斎が欲しいかもしれません。
子どもたちは、自分たちの部屋を持ちたいと考えている可能性があります。
全員の意見を一致させるためにも、見学会には家族全員で行くことをおすすめします。
建売住宅の人気の間取り
建売住宅の人気の間取りを紹介します。
ウォークインシューズクローゼット
シューズクロークのある間取りの家は、今人気となっています。
というのも、シューズクロークがあると、靴や傘などが玄関に散乱せず、スッキリとした印象になるからです。
またベビーカーやアウトドアグッズ、スポーツ用品など外で使うものもまとめて収納できます。
ほかにも、外出するときや帰宅時の動線を短くできるのも、ウォークインシューズクローゼットのメリットです。
パントリー
パントリーとは、食品庫のこと。
お米や麺類、缶詰、レトルト食品、調味料、酒類など、常温の食料の保存庫としてよく使われています。
災害用の非常食の置き場として活用している人も多いです。
パントリーがあれば、たくさんの食料品を置けるだけでなく、食品の整理もしやすくなります。
また電気調理鍋や圧力鍋、ホットプレートなど日常的に使用しない調理家電の置き場所としても重宝されています。
建売住宅の間取りの注意点
建売住宅の間取りの2つの注意点をお伝えします。
間取りの内容は契約前に確認する
建売住宅の場合、間取りの変更を依頼できない可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
トラブルにならないよう、書面で用意してもらったほうがいいです。
しかし完成前だったり、更地の時点で販売していたりする建売住宅の場合、間取りの融通が利く可能性もあります。
自由設計(フリープラン)と呼ばれる建売住宅で、建物の仕様(建材や仕上げ、住宅設備など)は変えられないものの、間取りは選択・変更できるのです。
ただし大幅な変更には費用がかかったり、変更した結果、住みづらい家になる可能性もありますので気をつけましょう。
増築やリノベーションはできないこともある
間取りが気に入らなかったら、増築やリノベーションをすればいい、と考えている人もいるかもしれません。
しかし、それが難しいこともあります。
というのも、建売住宅の場合、延床面積を増やすため、建ぺい率・容積率ギリギリの家を建てている可能性があるのです。
建ぺい率とは、土地の何割を建物用に使えるかを表した数値。
容積率は、その土地に定められた建物を建てられる延床面積を指します。 またツーバイフォー工法で建てられている建売住宅も、増改築が難しいので気をつけましょう。
建売住宅内覧会での間取りチェックポイント
内覧のときにチェックしておきたい間取りの8つのポイントをお伝えします。
生活動線・家事動線に問題はないか
建売住宅の間取りを選ぶ際は、動線に問題がないか検討しましょう。
生活動線や家事動線に問題があると、入居してから不便さを感じてしまいます。
例えば、玄関からリビングまでの動線はどうですか?
リビングと玄関は行き来することが多い場所。
玄関からリビングまでの動線が長いと、買い物の荷物を運んだりするのも大変で、疲れやすくなってしまいます。
また洗濯物を干す場所・しまう場所は、洗濯機から近いですか?
洗濯して、干して、しまうといった動作は、ほぼ毎日発生するもの。
洗濯物を干したり、しまったりするために毎回、大移動しては、洗濯がおっくうになってしまいます。
ほかにも、トイレとお風呂が一体となっているため、だれかがお風呂に入るとトイレが使えないなどの不具合が生じることもあります。
いい間取りは、動線計画がしっかりしています。
後悔ないよう「この家に住むなら、こう動くだろう」といったシミュレーションを事前に行いましょう。
ドアや窓は開閉しやすいか
ドアや窓などは1回すべて開け閉めしてみて、スムーズに動くかどうかチェックしましょう。
開閉時に音やガタツキがないか、鍵の施錠は問題ないか、扉と枠の間にすき間はないかなど、細かいところも確認していきます。
同時に、階段なども床鳴りやきしみがないか。また手すりにぐらつきがないかも見ておきたいポイントです。
継ぎ目部分もすき間がないか、釘が飛び出したりしていないか、よくチェックしておきましょう。
駐車場に車は出し入れしやすいか
駐車スペースがあるかどうかだけでなく、車の出し入れのしやすさもチェックしましょう。
複数台車を停めたい家は、とくに十分なスペースがあるかどうか確認が必要です。
車と車の間だけでなく、ドアを開けるためのスペースなども確保しておきましょう。
予想以上に狭くて車の出し入れが大変というのは、よくある失敗例です。
収納スペースは十分か
収納スペースが十分でない場合、収納家具を購入しなくてはなりません。
とくに子どものいる家庭は、荷物が増えがちです。
現在、子どもがいなかったとしても、将来つくる予定がある場合は、その分の収納も考慮しておきましょう。
近年人気の収納スペースの一つが、ウォークインクローゼット。
ウォークインクローゼット内に衣類や帽子、アクセサリーなどすべて収納しておいて、なかでコーディネートを完成させることを望む人が増えています。
人によっては、スーツケースなど大型のものを置くスペースとして活用することも。
家全体の10~12%を収納スペースにあてられると理想的です。
コンセントの位置や数に問題ないか
家電を利用したい場所の近くに、コンセントがあるかどうか確認しておきましょう。
例えば、コンセントの数が少ないと、毎日スマホの充電器の奪い合いが起きる、といったことも生じかねません。
家電だけでなく、内覧時はどこに家具を配置するかも考えておきましょう。
テレビ、冷蔵庫、テーブル、ソファーなどをどこに置くのか。
具体的にイメージしながら、コンセントなどその場所に配置するのに問題はないか確認することが大事です。
たとえ、家電の近くにコンセントがあったとしても、家具を配置すると隠れてしまうケースもあります。
また、家具・家電のサイズ感にも注意が必要。
とりわけ現在使っている家具をそのまま持ち込む場合は、正確なサイズを寸法する必要があります。
インテリアに合わせたい場合は、デザイン性にも気を付けなくてはなりません。
キッチン、リビング、洗面所あたりは、冷蔵庫や食器棚、ソファー、テレビ、洗濯機などを持ちこむ可能性があるため、とくに注意しておきたいところ。
またこれらの家財を運び込むときのスペースがあるかどうかも、確認しておきましょう。
窓はどこにあるか
窓がどこにあるかも、建売住宅を購入する際、調べておきたいポイントです。
日当たりもそうですし、窓の位置によっては、プライバシーを侵害される可能性も出てきます。
また家具を配置したときに、窓が隠れてしまうこともあるので、注意しましょう。
部屋の中は明るいか
陽の光が家の中に入ってくる間取りかどうかも、確認しましょう。
日当たりがいいと部屋全体が明るくなり、電気代の節約も可能。
寒い時期は、暖房代の節減にもなります。
また室内干しの際、洗濯物の乾きも良くなるでしょう。
太陽光には紫外線が含まれているため、殺菌効果も期待できます。
日当たりのいい部屋にしたいのであれば、窓が南向きにあるかどうかを確認します。
できれば太陽が高くのぼらない、冬の時期に確認できるとベストです。
また陽の当たらない北側の部屋は、ホワイトベージュなどの床色を選ぶことで、部屋全体を明るくできます。
ほかにも、部屋全体を明るい雰囲気にしたいのであれば、家具やカーテンの色などで調節するといいでしょう。
バルコニーは十分な広さがあるか
ベランダやバルコニーの広さにもこだわりましょう。
洗濯物を2階で干す場合、十分なスペースがとれているか確認する必要があります。
近年は建物の内側にバルコニーのスペースをつくった、インナーバルコニーも人気です。
屋根があるため、天候に左右されることなく外干しができます。
洗濯物を干す以外にも、ガーデニングを楽しんだり、お酒やお茶を飲みながらコミュニケーションをとったりと、さまざまな用途に使用できます。
一戸建ての平均坪数と費用
こちらの記事では、戸建の平均坪数や費用についてお伝えしています。
戸建ての平均の坪数ってどれくらい……?
家を建てようと思うけど、どのくらいの広さの家がベストか、分からないという人もいると思います。
一戸建ての購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
一戸建ての平均坪数と費用
家族に合った間取りを選ぼう
建売住宅の間取りについてお伝えしました。
「どのような間取りがいいか」、悩んでいる人もいるでしょう。
家族みんなが満足できる生活を送るためにも、間取りはこだわりたいポイントです。
「どのような間取りがベストか分からない」という場合は、グランディーズにお問い合わせください。
グランディーズでは特に愛媛、香川、福岡、佐賀、大分、宮崎にお住まいの方々にさまざまなかたちのお家のご提案をさせていただいております。
大分、宮崎、愛媛、香川、福岡、佐賀で低価格の新築戸建て・建売住宅ならグランディーズへ気軽にご相談ください。